語学の勉強をしていると、どうしても「誤用」というのは付き物でしょう。わが身を振り返ってみても、例えば英語を学ぶ過程で、ネイティブからみたら笑ってしまうような間違いを犯してしまったことは多々ある。指摘されて顔が真っ赤になった、ということもいくつかあります。
オーストラリアでホームステイしていたときのこと。ホストファザーから「夕飯は何がいいと思う?」と尋ねられました。私は、何がいいか思い浮かばず、「いい案がないです」と言おうとして言ったのが「I have no idea.」。
しばしキョトンとした後、爆笑するホストファザー。あとで調べたら「I have no idea.」は「そんなこと私に聞かれてもわかるわけないでしょう!」「知るか!」というニュアンスがあるということ。まったく穴があったら入りたかった。
同様に、日本語学習者も誤りを犯します。昨日、別のことを調べていたところ、偶然、ヒットした中に、日本語能力試験を受験した学習者の誤用を紹介したページがありました。→コチラ
私が犯した間違いとは、また異なる間違いだと思いますが、面白かったので紹介します。いわゆる「機能語」の問題。
●問1:「あたかも」を使って例文をつくりなさい。
→解答:冷蔵庫に牛乳があたかもしれない。
……って、「あたかも」の意味、違いますから~。しかも、小さい「っ」が抜けてますっ!
申し訳ないけれど、笑ってしまいました。そして、一番、笑ってしまったのは、
●問5:「うってかわって」を使って例文をつくりなさい。
→解答:彼は麻薬をうってかわってしまった。
……正解にしてあげたい感じ。
でもね、根本的に使い方、違ってるんだよね。
こういう誤用は思わず笑ってしまいます。でも、笑われた本人は傷つくこともある。また、ときに誤用は、周囲の人と軋轢を生んだり、本人に不利益をもたらしたりすることもある。
私が誤用を犯したときは、たまたまホストファザーの人柄がよかったおかげで、大事にならず、爆笑してくれたことで救われました。
日本語教師の皆さんは、こういう誤用にこれまでたくさん当たっているんでしょうね。それを笑って済ますだけでなく、受け止めて、分析して、修正する。日本語教師って、やっぱり大変な仕事ですね。
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